【NEW】10/ 22「ピアノの練習をしてこない問題を解決」記事を更新しました【おすすめ】

生徒さんがピアノの練習をしてこない問題を解決する方法

私は、赤裸々にこれまで自分の教室のことを書いてきましたが(笑)、うちもかつてはみんながみんなしっかり練習してくる子たちばかりではありませんでした。

「どうしたらおうちでピアノの練習をしてきてくれるんだろう」

多くのピアノの先生が悩まれていることではないでしょうか。

今回はこれをテーマに書いていこうと思います。

結論から言いますと、私がこの問題と向き合ってやったことは、

    自宅での練習習慣化システムを作った

ということです。

システムって言っちゃうとすごいですね(笑)作ったというより、「浸透させた」が正しいかもしれません。

何年も何年も試行錯誤しましたよ。これはダメだった、あれもダメだったと実を結ばなかったアイディアも山のようにあります(笑

さっそくこれから詳しく、生徒さんがおうちでの練習が習慣化するシステム作りについて考え、シェアしたい!と思います。

ピアノの練習習慣化へのツボはこれだ!

ピアノを教えていて、悩むことの上位に上がってくるものとして、

「生徒さんに自宅での練習をどう習慣化させるか」

ということではないでしょうか。

これまでいただいたメールにも、

「どうやったら練習してきてくれるんでしょう」

「言っても言ってもだめなんです」

「あんまり言いすぎてもピアノを嫌いになったら悲しい」

的なお悩みも多くあります。もちろん私も経験がありますよ(涙)

下手に言いすぎると、ピアノ嫌い、練習嫌いな子になってしまったらとも思いますよね。

実際に、ピアノのレッスンで先生が生徒さんに宿題を出すときの場面を想定しまと、

「この曲を練習してこようね♪」

「この指づかい直してこようね」

「あんぷしてこようね」

など、次回までの課題を出すじゃないですか。そうすると子供さんは絶対に

「はーい☆」

って元気よく答えてくれますよね。

私の実体験ですが、ピアノを教え始めた頃、子供というのは、前回練習のポイントや課題を伝えて「わかった!」って言ってくれたのに、翌週言われた通りに練習できる子がこんなにも少ないものなのか( ꒪⌓꒪)と驚いたものです(笑

生徒さんから「はーい☆」という返事を聞いても、「絶対練習してきますので!」と心に刻んで一週間持続してくれる生徒さんはそう多くはないのだと実感しました。

「練習しないと上手にならないよ」

というのは簡単です。まさに正論。だから生徒さんもそれは十分理解しています。ですがそれを言う前に、

そもそも先生と生徒さんの間で「練習」とはどんなものなのかの共通認識を共有できているでしょうか?

それがずれていると、先生が思う理想の練習は望めないと思います。

練習ができない生徒さんは、頭で理解していることと、ではそのために実際やるべきことがリンクしあってない場合が多いんです。

生徒さんの自立した練習習慣への道

練習しない(できない)心理を探る

まず、先生の頭に渦巻く疑問を深掘りしてみます。

※うちの教室の場合です。参考になれば幸いです。

▶︎ 「はーい☆」の気持ちは、その時は「絶対練習してくる!」の生徒さんの意気込みの気持ち。

子供たちはその時は本心から言っています。でも「はーい」と言ってくれたからと言って必ずしもみんなが練習してくるかといえばそうじゃない現実に直面します。

問題は、

「それが一週間持続しないこと」、なんなら「わからないからこれでいいや」とどこかで見切りをつけて(笑)やって来る場合も…。

さらに、

▶︎先週となんら変わらない演奏(良くも悪くもなってない)で持ってくる。

これは、先生は(先週言ったのにー…( ´△`))と、また同じことを今週も言うことになります。たぶんあるあるじゃないでしょうか。

私ってなんて伝え方が下手なんだと凹みます。凹む前に考えられることとしては、

理想型、先生がOKを出すレベルのすり合わせが自宅ではできないので、曖昧なまま一週間が過ぎていく

⬇︎

レッスン中に曲の理想型を生徒さん自身が明確に持たないまま(私が持たせられないまま)帰るので、ただ漠然と弾いてしまう

ことじゃないかなと。これは結局、

▶︎ レッスンではわかったつもりだった。

だけど、うちに帰って練習してみるも、「あれ。どう弾くって言われたんだっけ?」となってしまうのではないかと思いました。

これは生徒さん自身もぽろっと言ったことがあるので、その読みは間違いではないと思うのです。

実はこれはけっこう多いんじゃないかと思います。レッスン中は気持ちも高揚してますし、先生が横で歌いながらぐいぐい引っ張ってもらって弾くと「おぉ!いい感じ!」という感触はあるけど、いざひとりっきりになると「あれ?どうだっけ?」という感覚ですかね。

私もあるんです。

レッスンを受けて、先生がおっしゃる一言一句もらさない気持ちで受けますよね。うちに帰ると、あれ、レッスンの時に得た感覚、こういうのでよかったんだっけ?自信がなくなってきた( ´△`)みたいな。

私だけかな(笑

ただただ「練習しておいでね」、だけでは生徒さんにはきっと漠然としか伝わっていない時もある、ということがわかりました。

ではいよいよ、生徒さんがどうしたら毎週きちんと練習してきてくれるか?その方法を詳しく解説します!

先生の意思を明確に持つ

その前に。

まず、先生の指導者としての明確な意思を強く持たなくてはいけません。

練習嫌いになったらどうしよう

ピアノ嫌いになったらどうしよう

ピアノ教室やめちゃったらどうしよう

こういうネガティブな思いもよぎります。確かにこれは先生にとったらできれば避けたいことです。

でも私個人としては基本的に、ピアノにイヤイヤ来ている子と、ピアノを上手にさせてあげたい先生とでは、お互いに共有するものがないと考えます。こういう状況で練習してもらおうというのは無理な話です。その前にある問題を解決しましょう。

もし本当にピアノが好きじゃなくて親御さんに言われて渋々習わされているとしたらお互い不幸だし、生徒さんもかわいそうなので親御さんとお話し合いをしましょう。

でも、本当のところ、イヤイヤ来ているのでしょうか?実は何か原因があるかもしれません。それこそ、練習のしかたがわからないとか、好きな曲を弾きたいとか。

もしそういう生徒さんがいたら、本人の本当の気持ちを知るところから始めましょう。本人のやる気があり、先生も受け入れられるなら、本人にあったテキストやレッスンを提案することをしましょう。

練習嫌いになったらどうしよう
ピアノ嫌いになったらどうしよう

これは、ピアノを好きで習っている生徒さんなら、生徒さんを信じて向き合ってみませんか?ここを怖がったら何も始められません。
私も怖かったですが、だからこそ時間をかけて、じっくりと取り組んできました。

これから書くことを読んで、やれそう!と思ったらご自分の生徒さんとよくコミュニケーションをとって取り組んでみてください。

(もちろん自己責任でお願いします・汗)

こうしてネガティブ要素を解決したら、次の先生の決意としては

生徒さんがうちで練習できるようになるまであきらめない

ということ。別に生徒さんに宣言しなくていいです(笑)自分の中でだけ思っていてください。

時々、何のためにここまでやっているんだろうと迷った時に、この決意を今も持っているか確かめるために思っていてください。

私の場合は、

生徒さんが練習してこないということで悩むのは嫌だ。いよいよ「おうちでの練習」という分野に踏み込もう。

と思ったんです。今まで目をつむっていた部分に正面から向き合おうと思ったのです。そのために決意しました。

生徒さんに練習の大切さを自覚させる

まず先生は生徒さんに、次回のレッスン時に毎週こう思って見送っていると思います。

アドバイスされたところ、直さなくてはいけないところを翌週までに修正してくる

このテーマを達成するために私がやるべきことは、

具体的な練習方法を、うちに帰っても忘れないような工夫をする

という結論に至りました。当然日々の練習の積み重ねができるようになってもらうことが前提です。

「そんなこと、とっくにやってるんだけど」

という方もいらっしゃると思います。

でも、私ってしつこいんですよ(笑)

教えることが仕事な以上、よほど問題がある生徒さんじゃない限り、練習できるようになるまでねばるんです。

そこに至るために、2段階の時期を経ようと思いました。

確固たる信念を自分で確認したら、まず第一段階として、生徒さんには毎日の「練習表」というのを作成しました。



第一段階 練習表の書き方具体例

前提として、生徒さんには

  • ピアノの練習を習慣化すること
  • 能動的に考えて弾く意識を持ってもらうこと

まずは、おうちで弾く習慣を身につけてもらうことに集中します。ピアノを弾くことが生活の一部になるようにしてもらう努力をします。

小さい生徒さんだったら親御さんのご協力が不可欠です。入会時にも「おうちでの練習は必須です」と親御さんに言いますし、親御さんのご協力が必要なときは時にはお電話はメールでお願いもします。

それは、「ずっとピアノを続けてもらいたい」「もっと練習してほしい」と思っている生徒さんの親御さんには有効ですし、先生が相談に乗って差し上げることによって、親御さんもお子さんと向き合うための良い刺激になると思います。

小学校中学年〜の生徒さんには、先生の力を発揮しなくてはいけません。

楽譜に書き込むだけでなく、練習表に、課題が2曲あるなら、一曲ずつ「来週までできるようにするポイント」を3つか4つくらい書いて、生徒さん自身が練習後にチェックして、翌週先生もチェックする。

こんな風にカラー用紙とホチキスで手作り冊子を作って、「練習手帳」のようにしていた時期がありました。中を開くと、1ページに曲ごとの課題、練習方法を書き、7日分の練習できたかどうか◯やイラストを書いてもらって、レッスン時に見せてもらうというようなものになっています。

一冊でだいたい2ヶ月弱くらいかな。だから何冊もたまっていきます。

レッスンの時には、私が前の週に書いたチェックポイントができていたらシールを貼り、次の課題には私が「何をどう弾いて来るかを明確に書き、その練習方法も書いて」帰すようにしました。

例えば、

【曲のタイトル】

・Aの部分のアーティキュレーションを正確に弾いてくる     □

・メトロノームテンポ〇〇で弾いてくる            □

・左手のバスと和音のコントロールをできるようにしてくる   □

・codaの部分を別に練習日をとって完成させる                             □

・フレーズの歌い方を意識しながら音を鳴らす                              □

みたいな感じでしょうか。□には、自分で一週間の練習の評価を書き込んでもらいます。

練習中にそれを開いても開かなくても、とにかく毎週先生に見せる、というのをルーティンにしました。
練習日数は自己申告制で(笑)書いてもらいます。けっこうゆるい感じにしました。

実践する中で見えてきたこと

演奏力に対して練習日数が足りてない時は、あと◯日増やそうね、と練習日数も指定することもあります。具体的に練習ポイントを書いてあげても、そのポイントの練習をしてこない場合も「普通に」あります(笑)

こっちからすると、「書いてるのになんで??」って思うんですが、「できない」んじゃなくて、本人の「自覚が足りてないんだな」と気付きました。

先生は、どう練習すれば上手くなるというのをよーくわかってるわけじゃないですか。生徒さんは練習方法のパターンがまだ少ないから、いろんな方法があることを伝えたいし、結果それが生徒さんにはその近道になるような指導をしていければと思います。

ところが、生徒さんは正攻法というか、一遍通りな練習をしてくるわけです。それがすごく効率の悪いことだとなかなか理解してもらえないんですね。だから先生が書いた上達するための練習ををやらずに、いつもの自分流にやってきてしまう。ということは、自覚がまだ足りてないんです。

こういう場合でも、生徒さんに理解してもらうまで粘り強く伝えようという強い意思は変えないと決めているので、私は、前回書いた課題がクリアできていなければ、翌週もまた同じ文言を書きます(笑)

そうすると、自分のやり方では上達できないとじわじわと自覚できてきて、ようやく教えたような練習方法にトライしようとしてくれます。

また、中には(ほ、ほんとにこんなに毎日弾いたのかな💦)という場合もあります。日数の割には上達してないなぁというとき。

でも、生徒さんを信じて本当なんだというスタンスでいました。この日数弾いて先週と変わらないなら、練習の仕方が良くないみたいだよと伝えて、効率の良い練習方法を詳しく書いてあげて帰すようにしたりしました。

ね、しつこいですよね、私(笑)

にこにこしながら逃げ道を作らないようにしました(笑)

先生は、「日々の練習が大切なんだと思っている」「上手になる練習のやり方を伝えている」ということを生徒さんに理解してもらい、生徒さん自身が練習を自分にとって大切な存在に感じてもらうことが理想でした。

そして、これだけ根気よく取り組む中で一番大事なのは、生徒さんが先生の書いたとおりの練習ができていたら(思った通りの練習の成果が現れていたら)

ものすごくほめる!

ことです。

先生が教えた練習テクニックをちゃんと習得できたね!と生徒の練習の日々を方法をしっかり肯定してあげます。

「先生もおんなじ方法でよく練習するけど、◯◯ちゃんもこの方法身につけられたんだね!すごいことだよ!ピアノの音にちゃんとそれが出てるよ!」

って言ってあげます。そうすると、先生が言ったポイントは実はすごくいい方法だったと自覚してもらえるんです。

ふぅ。ここまでたいへん(笑)

でも何とも言えず嬉しい瞬間です。

ということで、第一段階を書いてみました。

この方法は、何もしなかった時よりも「まずまずいいかな」という感じです。

あくまでもまずまずです(笑)これだけやってまずまずかよ!と突っ込まないでください(笑)

この間、年単位と言っていいと思います。少なくとも1〜2年はやりました。

効率が悪いのは私じゃないのか!?と思わないでもないですが(笑)お恥ずかしい限りですが、本当にたくさん時間をかけました。そのくらい生徒全員が毎週ちゃんと練習してくる方法を探りたかったのです。

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