ピアノを教えられる先生になるためにしたい必須事項3つ

 

ピアノを初めて触る人に、どうやって教えたらいいんだろう?

ピアノを教えたいと思ったら、まずそこを考えますよね。

私たちは、ピアノが弾けますが、初めてピアノに触れた記憶ってあんまりないんじゃないでしょうか?弾いたり、歌ったりした曲を断片的には覚えていますが^^:

だから初めての小さいお子さんに教えるときは特に、「教え方がわからない…」っていうのが正直なところでした。私がピアノ講師として教えられるようになるためにしたことを3つにまとめてみました。

1.教材研究をしよう

やっぱり、はじめにするべきことって

「教材研究」

かなと思います。

ピアノを始める年齢によって、使用するテキストは違ってきますがいろんなシリーズのテキストを購入して、レッスンのシミュレーションを立ててみることをおすすめします。

私は、ピアノ教室始めた頃~2、3年が一番いろんなテキストを買い込みましたね。私自身はスタンダードにバイエルで育ってきたので、バイエル以外の初級テキストがこんなにあるんだと驚いたものです。

何歳から指導が可能かを考えて教材を選ぶことも大事です。

ポジション別のテキストを用意する

どのポジションから展開していくかを考えたテキストを揃えてみましょう。

これは自分の指導方針にも直結しますのですごく大事な選択になります。以下のリンクも参考にしてみてください^^


参考
教材選びPiano Life 〜ピアノ教室を開こう〜

そしてメインテキストだけではなく、副教材、ドリルなどもあります。

メインテキストを使うことによってさらに補いたいもの、「弾く」こと以外にトレーニングしておきたいものをドリルでカバーするなど、やみくもに3点セットそろえるのではなく、メインと副教材が相乗効果をあげられるように組み合わせもイメージして研究しましょう。

重要なのは「導入期」

一番重要な「導入」をどうするか?

ここが一番テキスト選びに慎重になるところ。そして、いろんな新しいテキストが次々と出てくるので目移りしたりもします^^:

困っちゃうのは、これもいい、あれもいい、全部使いたい!というテキストが多いんですよね(笑)でも、1人でそんなにこなせるわけがなくて結局、手作りの教材などでカバーしたりも必要かもしれません。

できれば、あんまりテキストのラインを途中で変えないでやれるなら理想かなと思いますが、生徒さんのタイプによって、このテキストはしっくりこないけどこっちのテキストにしたらすごく練習してくるようになった!っていうのも実際にあるので、難しいところです。

ですが、先生としては、自分が考えた導入の方法がどの生徒さんにも浸透するように誘導できる指導法を見いだすことがテーマかなーと思います。

そうすると、データと言ってはなんですが、同じ指導をすると全体的にこの曲は難しいんだな、とか、この曲は好まれる曲なんだな、っていうのが見えてきます。

そういったものを知ることで、レッスン時にこの曲の教育的目的として学ぶことは何かを知ることができます。

すると、苦手そうだから次に進めてしまうのではなく、どうするとその課題がクリアできるのか、レッスンの中で探ることが大切です。

2.指導法の講座に参加しよう

指導法のいろんなセミナーが全国各地で行われているのでその講座にたくさん出席してみましょう。

一般の先生(楽器店の有料会員などになっていない先生)でも参加できます。こういうセミナーに参加して、使い慣れているテキストだったけどこんなアプローチがあったか!とかなり勉強になります。

私も、生徒が少なかった頃はとってもとっても時間があったので(笑)、もう数えきれないくらいの講座に参加しました。内心、ほんとに教えられる日は来るんだろうか…?と思いながら。

セミナーに行ってみると、自分が教えられそうだなとチョイスしたテキストが別の角度から考えることができたりして、指導方針を確定するのにすごく役立ちました。

教室の指導方針として、「一人一人のペースに合わせてレッスンいたします」という名目で指導している先生は多いと思いますが(私もです)上達や理解度に、生徒さんによって当然波があります。

その波を想定した上で、同じ指導法で上手に誘導できたらすごく教えるのも楽になります。

3.自分も実際にピアノレッスンを受ける

私の場合ですが、やはりすごく時間があったのと、演奏自体にまだまだ自信が持てなかったので、自分の演奏のスキルを上げることにも集中していました。

先生から直接ご指導いただくことで、音の出し方や、音楽の捉え方を間近で学ぶことができますし、それがそのまま自分の生徒にも還元されるからです。これは私にとってとても大きい財産です。

そして、ついにはヤマハのグレード5級まで取得しました。そこで私はようやく先生になれるかなと実感した記憶があります。

いつでも勉強は必要ですが、時間は限られています。暇だったとは言っても、けっこうこれらのことで目一杯だったのであの頃の私はあの期間がなければ教えられるようにはならなかったと思います。

その後、ピアノアレンジ、ジャズ、コードのレッスンなどにも通うことになりますが、それもまた生徒へ還元されています。自分ができることが増えると、生徒さんにもできることを増やしてあげられます^^

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