ピアノ教室を運営していく上で、忘れてはいけないもの、というか教室を開いたばかりの時はそこまでは考えないことについて書いてみますね。
それは、ズバリ
長く続けていくことを想定して開業すること
かなと思います。なぜ長く続けることが大切なのか?その理由とポイントを書いていきたいと思います。
長く続けることによって得られるもの
教室の信頼が高まる
長く続けることによって、自分の教室の「信頼」が得られるようになります。
1、2年は実感がないかもしれませんが、口コミで生徒さんが入会してくれるようになったら、その地域に認知されてきているという兆しです。
長く続けるのは、実は簡単ではありません。ひとことでは言い尽くせません(笑)
私が続けていくって大変なんだなぁと思ったのはだいたい5、6年目あたりでしょうか。
→こんな気分になっていた時期もありました。
そんな時期でも腐らず、ただひたすらに自分の大切な生徒さんのレッスンに心を込めれば5年があっという間です。
その時に教室を開いた時の状況とは変わっています。気づいたら、自分が知らない人が、ここでピアノ教室をやっていることを知っているという状況。想像できるでしょうか^^?
その信頼を裏切らないために続けていく。
信頼が得られる努力をすれば細々でも生徒さんは途切れることはないでしょう。
ピアノ教室の運営に「自信」が持てる
そうなってくると、自分にとってもこれからピアノ教室を続けて行く上での「自信」と「自覚」にもなります。
私は、ピアノ教室を始めたときは、正直そんなこと全然考えてませんでした💦
徐々に、その重要さを知る局面があったからこそ実感しています。例えば、発表会のとき。
一回目は、初めて自分の生徒さんがステージに立って演奏するということの感無量な思い。私にとっても同じ。ここまできたんだなぁっていう感動。
それを、毎年、もしくは隔年おきでもやっていくうちに、辛くなってくるときもあります。
生徒さんへ指導しながら、自分もソロで演奏する。その他、開催するまでのいろいろな管理。こういったものを乗り越えて継続していくとそれが実績になります。
あとは、レッスンしてもしても、報われないなと感じる時や、「理想」と「現実」を目の当たりにしたとき。
それをぜーんぶ受け止めて、解決策を探して、乗り越えないと笑顔にはなれません。
そういうものを乗り越えた時、気づくとひとまわり大きな自分に成長しているんです。
そして、乗り越えられたことへの自信、また、「どんな生徒さんが来ても受け入られる、受け入れよう」という自覚が生まれます。
それは、結果的に生徒さんへ還元されます。ちょっとまとめてみました↓
長く続けることでキャリアが積める
そういった経験をたくさん積むことで、新米先生からどのようなタイプの生徒さんにも対応できる「信頼できる先生」、「信頼できる教室」になります。
そして少しずつ地域に教室が地域に根付き、口コミが増えていきます。
長く続けることで先生としてのキャリアも積めて、ますます信頼を得られるようになるんですね。
辞めずに続けて来たおかげで私もいつのまにか「ベテラン」と言っていいくらいのキャリアになりました。
生徒が集まらなくても諦めない
ただやはり、生徒さんがなかなか入会してもらえないと不安になってきますよね。
ですが、一度決めたことは諦めないでください。
私は、小さな教室だとしても一人で教室を立ち上げよう、と思い立った人は、バイタリティがある人だと思っています。
人に雇用されずに、全部ゼロから積み上げていく。これはみんながみんなできることではありませんし、思っている以上にシビアに考えなくてはいけないこと。
一人でも生徒さんがいらっしゃったら大切にレッスンし、同時に、チラシ、ブログ、広告、など「外へ発信」することを続けましょう。
途中で諦めるのはもったいないです。
何年も同じ状況でくすぶっている、と感じたら、まだやっていないこと、まだできることがきっとあるはずです。
やめるのはそれをやり尽くしてからでも遅くないと思います。