ヤマハグレード資格試験5級 合格までの道のり

私は、音大卒ではありません。

ピアノ教室を開くにあたって、当時自分に課したのがヤマハ「グレード5級」資格取得でした。

結果、合格したわけですが、この私が(笑)なぜ合格できたのか?

それを紐解いていきたいと思います。

(注)演奏グレード5級に関してのお話です。

ヤマハ演奏グレード5級 試験内容
演奏課題 課題曲 1曲  自由曲3曲  この中から試験官から演奏曲を指示される
即興課題 a)変奏 (テーマ、変奏2曲)
     b)モチーフ演奏
     初見演奏

ヤマハグレード5級を合格した方法と期間

合格の道のりをざっくりと書きますね。最初は紆余曲折してます(笑)

当時ご指導していただいた先生に教わって「グレード試験養成講座レッスン」がある個人のピアノ教室に行く

演奏家でもあった先生から直接ご指導いただけると思ったら、そのお弟子さんのレッスンを受けるものだった

お弟子さんの先生は優しかったけれど、さっぱりわからなくて悩む

いろいろしがらみがあって、やめるまで少し時間がかかったけどその教室は退会

当時知り合ったヤマハの営業の人に、ピアノと即興を指導してくれる先生を紹介してほしいとしつこく食い下がる

根負けした営業の人からグレードの試験官をされている先生を紹介していただく

試験官の先生には、ピアノを個人レッスンで鍛えてもらい、グレード対策はヤマハで実施している「グレード対策講座」を勧められる

グレード対策講座は、グループレッスンだったけれど、試験官の先生に指導していただけるすばらしいコースだった

ようやくグレードを受験するにあたって勉強する環境が整いほっとする

ヤマハグレード対策講座、月2回半年間無事完走。

その後自分で勉強し、課題曲などは先生にご指導していただき自分の準備が整ったところで1回目受験

不合格( ´△`)

ずるずるいきたくなかったので、引き続き次の募集のグレード対策講座を受講。

レッスンを受けながら、自分の弱点、トレーニング法を徹底的に考え抜いて編み出す。

グレード講座月2回8ヶ月間完走。

2回目受験。

合格(*ˊᗜˋ*)/♡やったー

この間2年かからなかったのではないでしょうか。

私は、当時ピアノも下手でしたし、即興自体もその時初めて勉強し始め、一緒にグループレッスンを受けた先生の中でもダントツできない生徒だったと思います。

その私が2回目で合格。これは快挙といってもいいでしょう(笑)

4回も5回受けても受からない試験だからそういうつもりでやりなさい、と先生に言われていましたし、当時は追試制度もないため、不合格だった場合は、次回も全科目受け直し=全科目合格点に達しないといけない、というハードルが高い時代でした。

グレードのエピソードはこちらのサイトの方にも詳しく書いています。
参考 どのくらい弾ければいいのかPiano Life〜ピアノ教室を開こう〜

グレード5級合格の要因

私がグレード5級をめでたく合格できた要因は、

① ピアノの演奏の方も、即興のレッスンも、どちらもヤマハのグレード試験官をされている先生にご指導を受けた。

今思えばラッキーでした。試験官の先生2人について勉強できたことは大きかったです。

 

② ヤマハの営業の人に、グレードを指導できる先生を紹介してくださいとしつこくお願いした。

そもそももっとピアノがうまくなりたくて、ピアノの先生を指導できる先生のもとで勉強したかったのです。そのために必死でした。

 

③ 1度目の不合格から、即興に関してトレーニング方法を見直して、実力をつける方法を見出したこと。

試験の時に、どんな即興問題でも対応できる自分になることを目標にがんばりました。

この3点に尽きます。

でも試験官の先生についているのにもかかわらず、落ちる時は落ちます。
その原因は全部自分にありました。結局は自分次第です。

2回目の受験へ向けて、ご指導いただいたことを「どう自分の中で消化し、血と肉にするか」これに心血を注ぎました。

あとはやっぱり、先生に申し訳ないと思ったので(笑)、2回目で絶対合格のご報告をしたい、という気持ちも気合の入り方が違ったかもしれません。

ですから、これから受験しようという方は、経験豊富な先生について勉強なさってください。即興は常に聴いてもらえる環境でいること。それから、私のようにグループレッスンを受講したら、あまり間を開けないで受験の予定を立てた方が、即興の精度が上がります。

ヤマハグレード5級に合格した方法

 

ヤマハグレード受験するにあたっての合格ポイント

即興のレッスンを受けるとき、よく言われるんです。

「即興には型があるからそれを覚えれば、即興はできるようになる」

「いっぱい弾いて、慣れることだよ」

と。

それは確かにそのとおり。まずここでいっぱいがんばらないといけない。だけどこれだけではダメなんです。

このトレーニングをやっていくうちに忘れがちなのですが、レッスンではいつもこう言われていました。

平たく言うと、

即興であっても、曲を弾くのと同じように魅力的な演奏人に聴かせることを意識した演奏が望ましい

ということです。

これ、忘れてしまうんですよね。16小節やりきった!和音も正しく使えた!っていうことに気持ちがいってしまって。

それから

途中で止まらない。音楽は始まったら止まってはいけない

これも常に言われました。弾き直しなど言語道断。即興にも演奏にも共通しますよね。

フレーズひとつ、ペダルひとつ試験官に聴かれています。
即興はけっこうできたはずなのに、合格点に満たなかったというケースは、案外こういう部分も大きいと思います。

ヤマハのグレード試験について詳しくは↓を参考にしてください。

参考 ピアノ演奏グレード試験案内 5〜3級YAMAHA MUSIC FOUNDATION

 

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