おはようございます!marbleです。
ピアノのレッスンというのは、どこまでカバーしたらいいのでしょうか?教えられるものすべて教えてあげたいけれど、限られた時間の中では、なかなか難しいと思うこともあります。
例えば、音楽史。
ショパンの曲をしている時に、作曲家の生まれた時代背景や、その音楽が生まれた経緯などを話したりはできますが、熱く語りすぎてしまうと弾いてもらう時間がなくなってしまう(笑
という状況になりませんか?
先日、楽譜売り場でいい本を見つけました。
マンガで音楽史の勉強ができるおすすめの本
『感動がいっぱい!音楽の伝記』(ナツメ社)
という本です。
一緒についてきた本好きの姪っ子が目ざとく手に取っていたものなんですが^^;
「ちょっと見せてみて。おぉ、これいいね。レッスン室に置こうかな。待ってる間とか読めるよね」
「うん、いいね!置こうよ!」
ということで、購入。
ショパン、モーツァルト、ベートーヴェン、チャイコフスキー、ブルグミュラーの伝記を、マンガと読み物でとてもわかりやすく掲載しています。
マンガ編
音楽家をマンガにすることで、こんな感じに話したり、生きていたんだろうなーと想像しやすいですよね。キャラもイケメンになっているし(笑)親しみやすいです。(作曲家によって、描いた作家さんが違います)
読み物編
こんな感じに、優しい色合いで、活字の堅苦しさを感じさせないページ作りがいいですね。
読み進めながら名曲が学べるCD付き!
伝記の中で触れている曲については、CDに収録されているので、臨場感もたっぷり。
自分のレッスンまでの待ち時間だけじゃなくて、レッスンの中で、音楽鑑賞の時間として組み込んでもいいと思います。
お値段、税別1,300円!お値打ち!(笑
私的には、ブルグミュラーが取り上げられているところが大きなポイントでした。私のピアノのレッスンでは、生徒が初めてクラシック的な曲に触れるであろう入り口がブルグミュラーなんですよね。
これまでは、先生から「今度からブルグミュラーに入るよ」とテキストだけで見聞きしているだけだったものが、本にも載ってる作曲家だ!!となると、とたんに興味を持ち始めるんですよね。
ショパンやベートーヴェンはまだ遠い存在としてもブルグミュラーはすぐ出会いますしね。日本のピアノレッスンのカリキュラムの傾向をよくとらえている一冊だなーと思いました^^
ブルグミュラーをなんとなく惰性で弾いている感じの生徒さんや、ブルグミュラー目前でやる気を失っている生徒さん、などに読んでもらったら、モチベーションが上がりますよ!
他に、発表会で弾きたい曲ランキングや、心理テスト、好きな人ができたときに聴きたいクラシック曲(笑)みたいな、卒業文集なんかにありそうな編集になっていてコラムも充実している楽しい一冊です^^